レコードを作るとき、ヴィジュアルを大切にしている方も多いと思います。
レコードは、黒盤だけでなくジャケットの存在も大きいですよね。アートワークとして、その作品性を高めてくれます。レコードの魅力して、この大きさもとても重要なのではないでしょうか。

今回は、そのジャケット(アウタースリーブ)にフォーカスしつつ、弊社におけるジャケットにまつわる仕様について何回かに分けて紹介したいと思います。

 

まず、レコードジャケットにはスタンダードなタイプとして、「A式」「E式」がございます。
「A式」はアメリカ式の略で、ボール紙製の芯材でジャケット本体を組み上げた後に印刷紙を巻き付けて貼りつけ、さらに中面にも印刷された紙を貼り合わせて作られたかなり厚手の紙ジャケットになります。アメリカで広く使用されていたのでこの名称になりました。E式と比べて圧倒的に紙厚があり丈夫な仕様になります。
「E式」はヨーロッパ式
となり、弊社を含め現在の印刷ジャケットにおける主流のタイプで、本体の紙自体に印刷を行い折り組み立てたジャケットになります。A式より紙の厚さはありませんが、紙の種類が豊富であり、A式より軽いです。

レコードの口の部分を見ると厚さの差がわかりやすいと思います。A式は何層か重ねて作らているのがわかります。*画像1 上がE式、下がA式

下の画像2では、左がA式、右がE式のシングルジャケットになります。実は、弊社のA式ジャケットはE式より一回り大きい仕上がりになります。紙厚が増すと、単純にレコードを収める幅と奥行きが狭くなるので必然的にサイズが大きくなります。

見開きジャケットもA式とE式で作りが違います。*下画像3 上がA式見開き、下がE式見開きジャケット

2枚組レコード作品の際に人気の見開きジャケットは、E式の場合、支柱上下の部分に左右のページ通しの間に白い継ぎ目が出来てしまいます。これは印刷面の裏側が出てしまう事によるものです。A式にはこの継目がありませんので、左右繋がった一枚のイラストや写真などを表現したい場合はA式が綺麗に表現されます。

 

気になる値段に関しては、A式の方が使う紙の量や工程の多さのためE式より断然高いです。ただし、古き良きレコードジャケットのヴィンテージ感を感じさせるA式にこだわる方もいらっしゃいます。

ウルフパックジャパンでは、基本E式がデフォルトですが、A式をご希望の際は一度お問い合わせください。

 

 

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Ichitaro Ohara

ウルフパックジャパン・マネージャー。1980年生まれ。レコードにまつわる業務に長く関わってきた経験をもって、スムースなサービスができるよう心がけます。