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CATEGORY - レコード作り / コラム

アナログ用プリマスタリングについて

レコードが形になるまで様々なプロセスが必要になります。今回は、カッティングする前の最も重要な段階、プリマスタリングについてご紹介します。

まず、おおざっぱに言うとマスタリングにおけるメインの作業は各フォーマットの変換ということになります。元々は1940年代後半に登場した磁気テープ(テープレコーダー)から特性がまったく異なるアナログ・レコードへの変換をするために発生したプロセスがマスタリングと考えられています。

 

アナログ・レコードは、針飛びなどを防ぐためなどに物理的な制約が多く、元データの音質を保ったまま変換するために音質を調整する必要がありました。そうしたことから、アナログからデジタルへの変換やデジタル同士でもサンプリング周波数の変換など、最終的にカッティングするための規格に合ったフォーマットに変換する作業がマスタリングのメイン作業だと言えます。

 

よって、プリマスタリングとは適したマスター盤(原盤)を作るための最終的な音質・音圧調整のことになります。
そして、デジタル・データ(CD含む)においてアナログに比べて劣化や変化が少ないという理由から、現代においてマスタリング作業は音源の装飾的な部分、インパクトを表現するために音圧や音質を作り込む作業に意味合いが変化してきています。

 

ここの認識があるとないとでは、アナログ・レコードにする場合、非常に影響します。

 

アナログのマスターとして、デジタル配信/CD用に作られたマスター音源からも勿論プレスできますが確実に悪い結果となります。

 

データ上でよかれと思って音圧を上げたものや、低域・高域のボリュームが大きい部分はどのみちカットされレコード作成の場合だと逆効果になります。ざっくりいうと、データ上では聴感上小さく感じたとしてもヘッドルームをある程度空けたもののほうが調整が効くことになります。逆を言うと、CD用にコンプレッサーやリミッターを多用して音圧を上げたものはデータ上の聴感上はインパクトあるように聞こえますが、いざカッティングする際にダイナミックレンジが狭くなり、針が飛ばないように音量を抑えた仕上がりになってしまいます。

 

レコード本来の音を発揮するためには、専用のプリマスタリングをすることを推奨します。

実際にそれぞれの音源を比較した記事はこちら
ウルフパック・ジャパンでは、国内のマスタリングスタジオと提携しておりますので、もしマスタリングにお悩みの方がいればお気軽に申しつけてください。

 

 

Ichitaro Ohara

ウルフパックジャパン・マネージャー。1980年生まれ。レコードにまつわる業務に長く関わってきた経験をもって、スムースなサービスができるよう心がけます。

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