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CATEGORY - レコード作り / コラム

【INTERVIEW】「持っていて楽しくなるような、嬉しくなるような作品に」- haniwa / アメリカ民謡研究会 様

今回は、長年当社にてレコード制作を行ってくださっている、haniwa / アメリカ民謡研究会様にインタビューを行いました。

多くのジャンルの制作者様にとって参考になる点が満載ですので、ぜひご覧いただき、ご自身のレコード制作のイメージを膨らませてみてください!

PROFILE: haniwa / アメリカ民謡研究会

2014年に活動開始。
実験的なコンセプトの楽曲や、鋭いギターサウンドを用いたノイズロック、ローファイ、エレクトロニカと、制作するジャンルは幅広いが、ほぼ全ての楽曲で、歌唱部分のほとんどを朗読が占めているのが特徴。

Youtube / X(Twitter) / BOOTH / FANBOX

①haniwaさんはいわゆるボカロPとして知られ、動画投稿サイトやVRなど、デジタルを主戦場とされているイメージがありますが、そんなhaniwaさんがレコード制作に興味を持たれたきっかけは何だったのでしょうか。

 

僕は元々、American Football、Mineral、Big Black、MY DISCOといった音楽が好きでした。彼らはCDと同時にLP盤をリリースしていて、レコードショップでそうした音源を手にしたり、店長に視聴させてもらったりするとき、CDとは違う「再生する重み」がとても楽しくて、自分もいつかレコードを出したいといつも考えていました。

しかしレコード制作はCDよりも遥かにお金がかかりますから、活動を始めてすぐにレコードを作るということは到底できませんでした。また自分の音楽が、レコードという媒体で再生するに値する音楽にならなければ、皆さんにレコードを手に取ってもらえませんから、ずっと音楽制作の練習を続けていました。

そうして最近、とても多くの方に聴いて頂けるようになりましたから、レコード制作に取り掛かることにしました。本当に嬉しく思っています。

②haniwaさんはSNS上でも、「CDとレコードではマスタリングを変えている」とファンのみなさまに向けて発表されていますが、CD/レコードそれぞれのマスタリングにて留意された点を教えてください。

 

レコードはCDより音が良いと言われることもありますが、僕自身、CDの方が、更にはハイレゾ音源のあるサブスクリプション音楽配信サービスの方が、原盤の再現性という点で言えば、扱える音域が遥かに広く、音が良いと感じています。

レコードを制作していて感じるのは、圧倒的な不自由さです。高音はすぐ歪むし、低音は削れるし、音量は小さくなるし、位相がずれていれば針が飛ぶし……しかもそれが、実際にプレスしてみるまでは分からない上、再生する機器や気温、湿度まで音質に影響してきます。

ただ、こうしたレコードの不自由さが、レコードにしか鳴らせない音を作り上げていると感じています。なので、レコードに収録する楽曲は、そのレコードの不自由さを活かせるようなマスタリングにしています。

例えば、今回の「息をして。音を、歌うから。」では、レコードの内周側に、あえて音量の大きい、ギターのうるさい楽曲を入れています。そうするともう音はすごく歪んでいって、CDの音源に比べると、遠く霞むような感覚があります。こうした独特の不安定さは、デジタル環境では再現しづらく、レコードを再生することでしか体験できません。

一方でCDは、よりハイファイな音源となるよう、全曲でミックスをやり直しています。また、楽曲の投稿当時から、僕自身の音の好みも変化している部分がありますので、そうした部分を直したりもしています。

レコードとCDは別売ではなく同梱していますから、これら2つの音の違いを楽しんでもらいたいと思っています。

 

③haniwaさんの制作された作品は、一目でhaniwaさんのものと分かる独特なジャケットデザインも印象的です。レコードというフォーマットでのデザイン作成にて、工夫をされた点がありましたら教えてください。

 

VOCALOIDの音楽は、全て仮想の声や存在によって作られる音楽です。ですからジャケット等は、現実に暮らす日常の風景を使って、聴いて頂く方の生活の中に仮想の音が入り込んでいくようなデザインを考えています。

とにかくレコードの良いところは、ジャケット、盤、歌詞カード、全てがでかいところです。持っていて楽しくなるような、嬉しくなるような作品になればと思って作っています。

最初に当社でレコードを制作された際、完成品のレコードを手にされた瞬間、最初に針を落とされた瞬間のお気持ちはいかがだったでしょうか。

 

嬉しくなりすぎてそのまま一日中A面とB面をひっくり返しまくって再生し切った挙句一緒に寝ました。

 

実際にレコードを制作されてみて、CDやデジタル配信等に比べ、ファンの方々の反応に変化はありましたでしょうか。

 

制作したレコードはコミックマーケット等の即売会で頒布しているのですが、やはり物質としての存在感がでかいので、来ていただいた方に「これ本物のレコード?」とよく驚かれます。

また、レコードを手に取って頂いた方が、再生するためにレコードプレーヤーを買って、そこから「わざわざ準備しないと音楽が聴けない」というレコードの魅力を知っていただいたりすることもあって、それこそ僕がレコードを好きになった理由の一つですから、すごく嬉しく思っています。

 

今回当社で制作された作品では「国内カッティング(当社スタジオでのラッカー盤作成)」を選択されています。国内カッティングをご利用になって、これまでのレコード制作と印象が変わったと感じた点があれば教えてください。

 

さすがにレコードのローファイの感覚が良いといっても、手放しでDAWから出力した音源をそのままレコードに収録すれば、音割ればかりの、聴くに堪えない音源になってしまいます。かといって、僕は活動の全てを個人で行っていますから、ミックスやマスタリングについてアドバイスを頂ける方もいません。

そうした中で、ほぼプレス一発勝負の海外カッティングは、いつも不安がありました。テストプレス盤での確認という段階があるといっても、そこの目的はあくまでプレス工程でエラーがないかどうかの確認ですから、そこからまたミックスまで立ち戻って最初からやり直すというのは、スケジュール的にも、予算的にも少し厳しいものがありました。

そこで今回は国内カッティングを利用させていただきました。これは国内でラッカー盤を作成して頂ける上、テストプレスの一つ前段階で音の確認ができるというものです。

実際、今回最初にラッカー盤での確認をさせていただいたとき、出来上がりに満足できず、一度ミックスを全曲修正して再入稿させていただきましたが、それでも工程が大幅に遅れることはなく、当初の希望通りのスケジュールでレコード制作を進めることができました。

テストプレスをやり直す場合と比べてラッカー盤の再作成は費用を低く抑えられ、スケジュールの遅延も少なく、技術的な助言も頂きながら制作工程を進められますから、かなり安心感がありました。

特にラッカー盤が出来上がるスピード感が楽しくて、もはやラッカー盤だけ何枚も制作してもらって、「こういう音源をレコードにするとどういう音になるのか」をめちゃくちゃ試したい気持ちになりました。

インディペンデントな活動をされているアーティスト / レーベル様で、これからレコードを制作しようか迷われている方に向けて、何かアドバイス等ございましたら教えてください。

 

これは主に、同じVOCALOID界隈で個人で活動されていて、これからレコード制作を考えている方に対してなんですが、レコードを作るのって、めちゃくちゃ時間かかります。完璧な音源が揃っている状態でも、そこからプレスだけで3か月はかかるので、何かしらの即売会の当選発表を待ってからレコード作ろうと思っても、全然間に合いません。

しかも費用もCDとは桁違いですし、プレスに失敗したら全てが終わります。
ですから、初めてレコード制作をするならば、めちゃくちゃに助言を頂ける業者さんにお願いする必要があります。

僕はいつもWOLFPACK JAPANさんにレコードに関する全てを質問して完成させていますが、この会社さんは初心者にも大変丁寧で優しかったので安心してください。
私達がするべきことは、素直に「初心者ですので全てを教えてください」と言うことだけです。

 

haniwa / アメリカ民謡研究会様、レコード愛溢れる充実したインタビューをありがとうございました!

レコード制作を始めた理由や制作に向けての留意点、実際に制作を行ってのご実感など、これからレコード制作を行ってみたい方に向けて参考になるお答えが満載でした。

 

haniwa / アメリカ民謡研究会様の新作『息をして。音を、歌うから。』は、2023年12月30~31日開催のコミックマーケット103、土曜日東ソ31ab「アメリカ民謡研究会」のブースで頒布予定です。

インタビューでも言及されていた、ラッカー盤からこだわった音の世界を存分にお楽しみください!

 

Taiyo Ikeda

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