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工場紹介 その① DMMカッティングについて
ウルフパックのレコード製造工場”GZ”の現場を、今回はDMMカッティングにフォーカスして紹介いたします。
DMMカッティングについてはこちらのブログをご参考下さい。
まずはこちらは上段がDMMでのスタンパーができるまで、下段が従来の通常のスタンパーができるまでの過程です。一目で行程が短縮されていることがわかります。DMMでは銅板のマザー・マスター盤に直接溝を刻み、従来の伝統的技法のラッカー盤からの作成と比較して2つ工程少ないことから高音域のロスが少ない事が特徴とされています。
こちらはダイレクト・メタル・マスタリング (Direct Metal Mastering, DMM) のマシンです。ドイツのテルデック社とノイマン社が80年代初期に開発した音質向上技術のひとつ。超音波を当てながらカッティングを施した銅円盤をそのままマザーとして用いる方式でカッティングされます。
オーディオデータを独自の解析ソフトでチェックすることで、低コスト、納期の短縮、品質の安定化を実現しながらマスター盤のカッティングが可能となっています。
こちらはドットマーカーです。マトリックス番号を打ち込む機械です。
マトリックス番号についてはこちらのブログをご参考に。
実際に可動している様子がこちら。
こうして出来上がった銅板のマザー・マスター盤から作られたスタンパーがこちら。
このスタンパーでレコードの元となるPVCをプレスし、レコードが出来上がります。
WOLFPAK JAPANでは、昔からの工程であるラッカー・マスター盤からの制作とDMMカッティングと、どちらの作り方でも可能なので、お気軽にご相談ください。
Mai
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