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ピクチャーレコードについて
見て、飾って、聴いて楽しいピクチャーレコード。
その見た目のインパクトから7-80年代のアニメやアイドルのレコードに採用されることも多く、また企業のキャンペーン、販促品などとしても出回りました。もちろんロックバンド、ポップスのミュージシャンたちの作品も多くあります。
ピクチャーレコードは通常のレコードと作り方や原料は異なります。
通常のレコードはペレットと呼ばれるレコードの原料となるPVCをプレスします。(詳しくはコチラ プレスマシンでのレコード製造の様子)
ピクチャー盤は、ペレットをA面B面用に2枚の印刷された絵紙で挟むようにし、その絵紙の上に塩化ビニールも含まれているビニールのシートが1枚をのせプレスします。
ペレットを直接スタンパーでプレスするのと、層になった表面のフィルムをプレスするという違いがあるので、音質に差は出てしまいますが、強烈な印象を残すプロダクトを制作できます。
ただ一点、ピクチャーレコードを保管する際に気をつけたいことがあります。ピクチャー盤の多くはその見栄えの良さから透明のビニール製のカバーに入れられて流通することが多くありますが、長期間その状態で保存するとレコード盤とビニールのカバーに含まれる可塑剤が化学反応を起こしてしまい、「ビニヤケ」という現象が起き、曇りがかってサーフェイスノイズの出るレコードになってしまいます。
保管の際は、ビニールバッグから出してインナースリーブに入れてプレーンスリーブなどに入れることをおすすめします。
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Mai
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