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CATEGORY - レコード作り / コラム

レコードの針とカートリッジについての基礎知識

レコードを聴く際の音質向上を目指すために、針とカートリッジの見直しや交換は必要不可欠です。
そこで、各部品の種類や仕組みについての基礎知識をご紹介します。

まずは各名称と役割について説明いたします。

■カートリッジについて

カートリッジはレコードに刻まれた音情報を最初に盤面からピックアップする重要なパーツです。そのため交換すると大きく音に影響が出る部分とも言えます。

レコードを再生する際には、レコード盤に針を落として再生しますよね。

そのレコード針は「カートリッジ」の一部で、カートリッジには、レコードから読み取った情報を電気信号に変換するためのマグネットやコイルも含まれています。

また、カートリッジは大きく分けてムービング・マグネット(MM)とムービング・コイル(MC)の2種類があります。

 

MM型=Moving Magnet型

カンチレバーの針先と反対側にマグネットが付いていて、そのマグネットが針の動きで振動し、磁気回路に巻かれたコイルに出力電圧を発生させる仕組みです。出力電圧は約45mVと、MC型のおよそ10倍です特徴は、この出力電圧の高さにあります。フォノイコライザーの増幅率はMC型よりも低く、ノイズによる影響も少なく力強くパワフルに再生されます。比較的安価で入手でき、針を交換する際も自分で簡単にできるという点が大きく、初心者の方におすすめです。

 

 

MC型=Moving Coil型

カンチレバーの針先と反対側にコイルが付いていて、コイルを動かすことで発電する仕組みのカートリッジです。磁石は極細のワイヤー製のコイルのそばに取り付けられています。レコード盤に刻まれている音の情報を比較的多く拾い上げるため、繊細な音の印象です。しかしフォノイコライザーによる増幅率が高くなければならないため、ノイズによる影響に注意しなければなりません。高い増幅率を要するので、フォノイコライザーなど接続機器も見合った物を購入する必要があります。コイルが出力端子に直に繋がっていなければならないので、ボディと針先は一体化しており、針だけの交換はできません。

 

MM型の派生でVM型というのもあります。こちらはオーディオテクニカが1967年に特許を取得した機構です。通常のMM型カートリッジは、カンチレバーの根元にマグネットがひとつだけ付いているのですが、オーディオテクニカはマグネットを2つ、V字型に配置しました。高セパレーションで広帯域再生、針先の交換も簡単なので万人受けするタイプと言えます。

■レコード の針について

音溝の情報を忠実にピックアップするためには、最初にレコードに触れる針も重要になってきます。物によって差はありますが、レコード針の寿命はおおよそ200時間前後と言われています。

レコードの針先の素材のほとんどがダイヤモンドでできています。レコードはPVCを原料としており、なぜ堅いダイヤモンドの針先が消耗してしまうかというと摩擦による熱の影響や、ホコリに含まれる物質が原因とされています。レコードのクリーニングや、うっかり回しっぱなしにするなどには注意してください。

また、レコードの針先にも種類があります。大きく分けて丸針・楕円針・ラインコンタクト針です。

丸針

針先がボール状にカットされているので、レコードの溝に点で安定して接触します。もっとも一般的な針と言えるでしょう。若干多歪みが起きやすいところが難点。比較的安価で入門にもおすすめです。寿命は約200時間です。

 

楕円針

丸針の歪みを解消するために後に開発されたもので、丸針より音溝との接触面が多いため情報量をより多く拾うことができます。丸針に比べると同じ針圧でも負荷がかかりやすくなるので、針もレコードも磨耗しやすいです。寿命は約150時間です。

 

ラインコンタクト針

丸針、楕円針は音溝に対して点接触ですが、線接触にしようと開発されたカットの仕方。レコード盤の音溝が接触する面がライン状に長く伸び、線接触するようになっています。 負荷がかかりにくいだけでなく、より忠実に音情報を拾うのでハイエンドオーディオを好む方におすすめです。しかし、値段は比較的高額です。

また、針だけでなくコイルの素材やカンチレバー、ボディなどによっても音が変わってきます。

また、ウルフパックの制作で届いたテストプレスを確認する際は、安価なレコード針ではなくしっかりとしたレコード針を使用してご確認ください。

テストプレスの確認方法

 

 

では、実際に針を取り付ける際にはどうしたら良いかについて説明します。

標準的なタイプのものは先の針のついたパーツの両端をつまみ、引くことで取り外すことが出来ます。新しい針は逆の要領で差し込むことが出来ます。

 

縦長く、主にポータブルプレイヤーについているタイプは先のの両端をつまみ、押し上げることで簡単に外れます。新しいレコード針の後方プラスチック部分から押し上げるようにはめ込み。カチッと音がしたら取り付け完了です。


ND-155Gなどの先端のプラスチック部をはめ込むタイプは、先端を摘んで前方を押し上げるようにして引き抜くことで外れます。差し込む時はプラスチック部分の後方突起をカートリッジ本体の溝にはめ込み、押し上げて取り付けます。

どのタイプも、しっかりと噛み合わせてはめ込むことが重要です。無理な力を入れないとはまらない場合は方向や向きが間違っている可能性があるのでメーカーサイトで確認してください。

 

とても繊細で奥が深い世界ですので、今日は入門編として各部の名称と役割について記述しました。

アームの重さとボディの重さとのバランスを考え、自宅のオーディオ環境に合わせて出来る限りの理想を探求するのもレコードリスニングの楽しみの一つですね。

 

Mai

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